町コワーキングセンターでミーティングする町地域おこし協力隊員ら=海陽町大里

 海陽町がサテライトオフィス(SO)誘致の拠点として整備した「町コワーキングセンター」がオープンした。地域活性化支援会社あわえ(美波町)などと連携し、雇用創出や移住促進に取り組む。

 センターは、海陽町大里のデイサービスセンター「城山荘」(鉄筋平屋377平方メートル)を改装。高速通信回線が利用できる業務スペースや会議室、厨房などを備える。改修には国の地方創生交付金510万円を充てた。町地域おこし協力隊員が管理運営する。

 町はあわえのほか、神山町などで人材育成事業を手掛けるリレイション(徳島市)などのサポートを受け、IT企業やデザイン会社、建築設計事務所など、幅広くSO誘致を目指す。当面は体験利用者や見学者向けに施設を開放し、SO入居の実現後に正式に開所式を開く。

 海陽町は日本有数のサーフスポット「カイフポイント」(海部川河口)で知られ、アユ釣りのメッカ海部川やサンゴ群落が見られる竹ケ島海中公園など、自然の魅力にあふれている。町はこうした点も強調し、都会とは違った自然環境でゆったりとした働き方を模索している企業などにアピールしたい考えだ。

 町産業観光課は「徳島のSO誘致をリードしてきたあわえなどのノウハウと経験を生かし、町に合った企業を見つけたい」としている。