ケルト音楽のコンサート「北島トラディショナル・ナイト」が、北島町立図書館・創世ホールであり、約150人が叙情あふれる音色に聞き入った。
東京や兵庫県の3組8人が、アイルランドの伝統楽器ボタン・アコーディオン、アイリッシュハープ、フィドル(弦楽器)などでオリジナル曲、伝承曲を演奏。最後は8人全員でセッションした。軽快なリズムに合わせて聴衆が手拍子し、会場は一体感に包まれた。
大西美穂さん(50)=北島町鯛浜、会社員=は「ケルト音楽になじみがなかったけど、とても楽しめた」と満足した様子だった。
コンサートは本年度末に定年退職する町職員の小西昌幸さん(59)が企画し、1997年から毎年秋に開いている。運営費用を入場料収入のみで賄い、県外からも来場者を呼び込む町の名物イベントとなっている。小西さんは「定年後も企画に関わり、来年以降も続けたい」と話している。