滋賀県の琵琶湖で、固有種「イケチョウガイ」から採れる真珠を復活させる取り組みが始まっている。1930年に淡水真珠の養殖が始まり地場産業に発展したが、80年代に貝の大量死に遭う。県は2021年度から予算を計上し、絶滅が危惧されるイケチョウガイの繁殖と保護に着手した。真珠生産につなげ、産業の活性化を図りたい考えだ。

 7月下旬、同県彦根市にある県水産試験場の飼育池で、脱離仔貝(しがい)と呼ばれる貝の赤ちゃんが育てられていた。4月に職員が東日本のある湖から持ち帰った40個のイケチョウガイから生まれた約14万個の一部で、大きい個体は全長1センチほど。