とくしまマラソンでの完走を目指し、練習に励むマラソン講座の受講生=石井町藍畑の吉野川南岸堤防

 来年4月24日に開かれるとくしまマラソンの第9回大会の概要が発表され、徳島県内では市民ランナーのマラソン熱が高まっている。完走やサブ4(4時間切り)などそれぞれの目標を目指し、練習に励むランナーたち。スポーツ用品店では関連商品の売り上げが好調だ。

 石井町のいしいスポーツクラブは、とくしまマラソンの完走を目指す初心者らを対象にした講座を町内で開いており、115人が受講している。

 陸上の指導経験が豊富な元県体育協会専務理事の村山一行さん(70)=同町高原=が指導に当たり、走り方や練習方法、けが対策などを教える。10月24日の練習には約50人が参加し、吉野川南岸堤防を10キロほど走った。

 受講生の一人で、これまでは1キロ以上走った経験がなかったという徳島市城東町1の会社員鷺池隆良さん(53)は「みんなで走ることでつらさもまぎれる。しっかり練習して完走を目指したい」と笑みを浮かべた。

 ホテルサンシャイン徳島(徳島市南出来島町2)はランナーをサポートする「ラン&ウオーク・ステーションとくしま」をホテル内に設けており、700円でロッカーや大浴場が利用できる。ホテル近くの徳島中央公園や眉山は練習コースとして人気が高く、市外から走りに訪れるランナーらに練習の拠点として重宝されている。

 山間部の高低差のあるコースで走り込む人も多い。神山温泉(神山町神領)では練習後に汗を流すランナーが目立っており、和田隆支配人(59)は「これからは紅葉も楽しみながら走れます」。

 ササクラスポーツ本店(徳島市南田宮2)では、距離やペースなどが測定されるGPS機能付きの時計がよく売れている。衝撃を和らげるシューズ、筋肉や関節をサポートするタイツも人気で、陸上担当の井内優也さん(25)は「走りやすい時季なので頑張りすぎて故障するケースがある。けがの予防にも気を使って」と助言している。