威勢のいい掛け声を上げながら町中を巡行する関船=牟岐町牟岐浦

 牟岐町牟岐浦の牟岐八幡神社で8日、秋祭りがあり、車軸の修理を終えた船型だんじり「関船」の巡行が21年ぶりに行われた。若者たちは威勢のいい掛け声を上げながら町中を練り歩き、港町は活気に包まれた。

 あいにくの雨の中、ほら貝の音を合図に関船保存会の会員約30人が関船の綱を引いて、東部コミュニティーセンターを出発。関船に乗った平岡丈次会長(37)=灘、漁業=が「どっとこせーの」と掛け声を上げると、綱を引く会員らは「えいやー」と応じ、約400メートル西の牟岐八幡神社まで1時間半かけて巡行した。

 傘を差した住民が民家の軒先や道沿いにずらりと並び、歓声を上げたり、写真に収めたりしていた。井元三芳(みよし)さん(71)=同町中村=は「関船の復活が楽しみで、居ても立ってもいられなくなった。町を元気づけようと若い子らが頑張る姿が素晴らしかった」と笑顔を見せた。

 平岡会長は「来年以降も続けたい」と話した。