不登校の小中高生が通うフリースクール「ひとみ学舎」(鳴門市大津町)の生徒が、海岸で拾ったプラスチックごみを活用したアクセサリーや小物作りに取り組んでいる。言葉で表現するのが苦手な生徒が創作物に個性を込めて自己表現できるのに加え、観光客に作り方を教える教室やイベントでの作品販売を通じて地域社会への参加にもつながっている。
アクセサリー作りのきっかけは、昨年6月に鳴門市の海岸で行ったごみ拾い。就業体験を通じて交流がある徳島市の廃プラスチック再生業者の呼び掛けに応じた。生徒10人で45リットルのごみ袋5袋分のプラごみを収集。環境美化の重要性を多くの人に知ってもらえる活用策を話し合い、日々使う中で環境問題を意識できるアクセサリーに目を付けた。
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