徳島市のとくしま動物園は9日、33歳の雄のエゾヒグマ「勝(まさる)」と8歳の雌のトナカイ「メリー」が相次いで死んだと発表した。
勝は7日午前5時ごろ、獣医師が見守る中、眠るように息を引き取った。人間だと80歳を超える高齢で死因は老衰。数カ月前から食欲が落ちていた。餌やりイベントの際に「おねだり」のポーズを取る姿が、来園者に人気だった。
メリーは6日午前11時20分ごろ、パドックで倒れているのを飼育員が発見し、獣舎に収容したが、約25分後に死んだ。人間では40代ぐらいの年齢。多臓器不全による急死で、獣医師が詳しい原因を調べている。
園は23日午前11時から、園内の動物園センターでお別れ会を開く。