徳島市民はコーヒー好き? 総務省の県庁所在地および政令市の家計調査品目別ランキングで、徳島市の「コーヒー・ココア」の支出額が全国1位だったことが明らかになった。スポーツドリンクも1位だったほか、果実・野菜ジュース、乳飲料がそれぞれ2位に入り、飲料関係での上位が目立った。一方、果物は全国最少で、野菜・海藻が下から2番目、魚介類が同5番目と農水産物の支出額が少なかった。
総務省が毎月実施している家計調査について2015~17年の年間平均支出額を分析し、順位付けした。
徳島の「コーヒー・ココア」の支出額は1万3479円で全国平均1万1214円を2千円以上も上回り、2位の堺と五百円以上の差があった。うち豆や粉末などのコーヒーは13位、液体になっているコーヒー飲料は2位だった。金額が少ないココア・ココア飲料は38位だった。
コーヒー1位の大津は、コーヒー飲料34位、コーヒー飲料1位の青森はコーヒーが39位などとなっており、二つが上位にあった徳島が1位となった。
スポーツドリンクは大手メーカーが徳島県内にあり、なじみ深いためとみられる。果実・野菜ジュース、乳飲料に加えて、炭酸飲料が8位でトップ10入り。飲料全体では、茶類が45位だったため15位だった。
飲料以外では、サツマイモが1位で断トツのトップだった。ちくわが2位。いずれも地元の名産品で身近な存在のため消費が伸びているようだ。
最少だった果物は3万1991円で、1位だった福島の4万9448円と2万円近い差があった。個別でもリンゴとグレープフルーツが下から3番目の50位だった。
野菜・海藻では、個別でもピーマンが最下位の52位、ニンジンが51位、レタスが50位などと軒並み低かった。
魚介類は、タラコが51位、イワシが49位となる一方、カツオは8位、ブリは9位と品種により分かれた。
他の品目では電気代の5位が目につく。徳島市以外は7位まで東北、北陸地方が占めている。徳島県は家電製品の所有量が多いためとみられる。映画・演劇等入場料が下から5番目だったのは、しばらく徳島市に映画館がなかったことが関係していると考えられる。
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