10月に徳島市の市道でトラックにはねられて亡くなった全盲の山橋衛二さん(50)=同市昭和町8、マッサージ師=と、一緒にいて死んだ盲導犬ヴァルデスをしのぶパネル展が15日、同市のあわぎんホールで開かれた。
パネル(A1判)は徳島の盲導犬を育てる会(徳島市)が作り、8枚を展示。演舞場で阿波踊りを踊ったり、歩道を歩いたりしている山橋さんと、そばに寄り添うヴァルデスの写真が収められている。説明文では視覚障害者の社会参加に尽力した山橋さんの活動も紹介され、訪れた人が見入っていた。
徳島市中前川町5の大学職員南川貴子さん(49)は「山橋さんとヴァルデスを失い残念。盲導犬への正しい理解を広めていくことが山橋さんの願いだと思う」と話した。
パネル展は人権啓発イベント「ヒューマンフェスタとくしま2015」(県など主催)の一環で行われた。