上板町泉谷の技の館で15日、巨大な鏡餅を持ち上げた時間を競う「力餅持上げ大会」があった。町が町制施行60周年記念イベントとして、同町神宅の大山寺の伝統行事「力餅大会」を運営する大山力餅保存会の協力を得て初めて催した。
重さ約160キロの鏡餅を使う一般の部には、県内外の26~65歳の20人が出場。力自慢たちが苦悶(くもん)の表情を浮かべながら踏ん張った。
競技の結果、大山寺の力餅大会を9連覇している段洋司さん(39)=鳴門市撫養町岡崎、会社員=が、2位と11秒差の3分1秒で初代王者に輝いた。
重さ60キロで行う小学生の部では、町内のスポーツ少年団5チームが、3人1組で競技するチーム戦を展開。女子バレーボールチームの「高志フレンズ」が合計12分31秒で優勝した。