牟岐町の商工、観光団体などでつくる「出羽島芸術祭実行委員会」は、離島・出羽島などを舞台にした第4回「牟岐・出羽島アート展」を2016年3月1~27日に開くことを決めた。「知る・動く・続ける」がテーマ。街角にミニ展示場を設け、来場者に地域の散策や町民との交流を楽しんでもらう。
今回は、出羽島の空き家と牟岐漁港周辺の空き家、空き地を展示会場とし、町内外の作家や愛好家の絵画、パッチワーク、写真などを並べる。牟岐漁港周辺の街角にはパラソルを立ててミニ展示場を設ける。
目玉企画として「まちびと全員アーティスト」と銘打ち、町民から絵画や写真などを出品してもらう。マルシェなどのイベントの開催も検討する。
総合ディレクターを務めるパッチワークキルト作家の小栗加代子さん(70)=同町川長=は「町内には素晴らしいアーティストがたくさんいる。力を合わせて牟岐に人を呼びたい」と話している。
アート展は、過疎高齢化が進む出羽島のにぎわいづくりを目的にスタート。第1回(2013年2~3月)は1万584人、第2回(14年3月)は5824人、第3回(15年3月)は7434人が訪れた。