徳島のリカルド・ロドリゲス監督

 サッカーJ2徳島ヴォルティスは21日、鳴門ポカリスエットスタジアムで大宮アルディージャと対戦し、2-1で競り勝った。徳島のリカルド・ロドリゲス監督の記者会見コメントは次の通り。

 

―試合の総括を

 今日の立ち上がり10分間は非常にいい入りができたのかなと思います。しっかり試合も支配できて、チャンスもつくれていたのかなと。ただ、その後、少し停滞して、向こう(大宮)にボールを持たれてという状況が続いていきました。その状況でも、チャンスにつながるようなプレーもあったんですけど、前半はそのまま終わり、後半、少しやり方を変えていきました。後半途中から流れを見て、岩尾憲選手のポジションを少し高い位置に変えて、奪ったら出て行くようにしました。まさに変えた直後のゴールだったので、非常に良かったと思います。彼の活躍と、こういった練習を今までしてきて、きょうはそれがうまく出たのかなと。しっかりカウンターに出て行ってゴールを決めた。勝ち点3を取ることが重要だったので、それが取れてよかったと思います。相手も非常に強くて、ポストに当てるシーンがありましたけど、今回はこういう幸運がこっちに傾いてくれたのかなと。ただ、勝ち点3にふさわしい内容ができたのかなと思っています。

―ウタカ選手の加入について

 彼は(ボールを)つないでいく上でどうしても必要な選手。足元の能力の高さがあって。ただ、それだけじゃなくて、ボールを奪った後の起点になる選手、(彼にボールを)当てて周りが出て行ける、ためをつくれる選手なので、われわれにとってチャンスをつくるための選手だと思っています。

―4試合ぶりに先発した前川大河選手の役割と評価は

 小西雄大選手を外して、前川大河選手を入れた理由としては、2人の特徴は違うが、もっと試合を支配する、ボールを持っていたいというときに、前川選手のようなキャラクターが生きてくる。そういった役割を期待して起用しました。実際、前半にチャンスもつくりましたし、後半にゴールも決めてくれて、良い仕事をしたと思います。後半途中に代えた理由は、彼が悪かったというわけではまったくなく、途中から小西選手を入れてそこからの(前への)飛び出し、ボールを奪ってから飛び出していくプレーをしたかったので、彼を代えました。今日はいい試合ができたと思います。