美馬市木屋平地区で、四国大の学生3人が特産のユズの収穫作業を体験した。
卒業研究でユズ果皮を使ったケーキ作りに取り組んでいる小山彩さん(20)=短期大学部人間健康科食物栄養専攻2年=ら3人と、住民ら20人が参加。ユズ園所有者の天田善信さん(72)=同市木屋平森遠、農業=から、ユズには柑橘(かんきつ)果樹に特有の鋭いとげがあることなど収穫の際の注意点について説明を受けた。
この後、学生は高枝ばさみなどを使って、直径7、8センチほどの黄色く色づいたユズをコンテナ10ケース分収穫した。小山さんらは「作業は思った以上に大変。木に実ったユズを見ることができて良かった」と話していた。
学生は収穫したユズのうち1ケースを大学に持ち帰り、ケーキの材料にする。12月下旬に木屋平を再訪し、住民にケーキを試食してもらう。