県西2市2町の観光振興に取り組む一般社団法人そらの郷(さと)(三好市)は、「美馬市ふるさと旅行券」を組み入れた日帰り体験ツアー「集落探訪の旅」を20日から売り出した。国の地方創生交付金を充てており、通常想定価格の3割引きでユニークな山村体験を提供する。

 料金は1人3500~8900円(昼食付き)。ツアー参加者は申し込み時に市発行の「美馬市ふるさと旅行券」を購入する形を取り、3割引(1人当たり1480~3600円)の料金が適用される仕組み。ツアーは2016年2月末まで。

 内容は▽穴吹町渕名地区で野菜収穫体験▽脇町・美村が丘で薬草講座▽美馬町・山人の里で山の暮らし体験▽木屋平貢地区の三木家資料館見学-の4コース。16年1月11日からは、うだつの町並み散策と藍染体験コースも設ける。

 いずれも午前10時半に脇町の「道の駅うだつ」を出発。タクシーで移動し、午後2~4時に帰着する。出発の4日前までに1組2~4人で申し込む。藍染体験は8人以上から。

 市外からの誘客増を目指し、そらの郷が市の助成事業として企画した。申し込みは、そらの郷<http://nishi-awa.jp/soranosato>または<電0883(76)0713>。