西日本第2の高峰・剣山(1955メートル)で22日、恒例の剣山本宮のみこし渡御が行われ、大勢の観光客が迫力のある神事を見守った。
本宮前でみこしを担いだ白装束の信者ら20人が「六根清浄」と唱えながら、クマザサの茂みをかき分けて約300メートル離れた頂上三角点に向かった。
周辺の木道では、登山客らが盛んにカメラのシャッターを切った。
約20年にわたって見学している廣田富子さん(80)=徳島市昭和町5=は「剣山登山を毎年できるのは、元気でいられるよう願っているおかげだと思う」と話した。
みこし渡御は、例大祭(17日)後の最初の日曜に行っている。