移住希望者向け雑誌「TURNS(ターンズ)」と那賀町の共同イベント「TURNSカフェ 那賀町」が東京・有楽町であり、地方移住を検討している人たちに同町の魅力を売り込んだ。
会場となったビルの一角には、木頭ゆずを使ったちらしずし「かきまぜ」などが用意され、移住に関心のある30人ほどが訪れた。
来場者は那賀町の郷土料理に舌鼓を打ちながら、もんてこい丹生谷運営委員会の殿谷(とのがい)加代子会長(62)、町地域おこし協力隊の桑高仁志さん(37)らと歓談。自然に恵まれた町の魅力や、移住者受け入れ制度についての説明に耳を傾けた。
スマートフォンのテレビ電話と会場のスクリーンを結び、那賀町に暮らす移住者と語り合うコーナーもあり、9月末に群馬県から同町木頭出原に移住した勝井芳朗さん(30)が中継。農業法人「黄金の村」で働く勝井さんは「移住者にも、分け隔てなく接してくれる土地柄。安心して来てほしい」と呼び掛けた。