牟岐町出身の中高生や地域活性化に取り組む大学生が「牟岐の残したいもの」をテーマに写真撮影に取り組んでいる。若い視点で地域の魅力を発信してもらう町の事業の一環。作品は11月の町文化祭で展示され、優秀作は町が開く移住相談会のポスターやパネルに活用する。
町内で地域おこしイベントを開いている大学生グループ「ひとつむぎ」や「カフェ・オニドーナツ」のメンバーと町出身の中高生ら約20人が参加。休日や夏休みを利用し、お気に入りの田園風景や住民の暮らしを撮影する。
6月にあった第1回ワークショップでは、神山町の映像製作会社「丸菱」の石井友規社長が、写真の撮り方や撮影時の心構えなどを指導した。ワークショップは10月にも開かれる。学生らが撮った作品は、町職員らが審査して優秀作を決める。
町在住の富岡西高2年岩﨑翔星さん(16)は「牟岐の魅力は豊かな自然。自分なりに切り取って、多くの人に伝えたい」と話している。