染まった作品を広げる子どもたち=徳島市上八万町のえのみや睦会体育館前

 徳島市上八万町上中筋の子どもたちが22日、自分たちで種から育てた藍を使って藍染を体験した。

 地域の子どもたちに活動の場を提供している「えのみや睦会チャレンジクラブ」が主催。えのみや睦会体育館前での体験会には、幼稚園児から高校生までの18人と保護者12人が集まった。

 参加者は体育館裏の畑で育てた藍の葉を刈り取り、葉と茎に選別。ハンカチや手拭いにひもなどで模様を付け、ミキサーで葉を砕いて作った液に漬け込んだ。鮮やかな青色に染まると、子どもたちは歓声を上げた。

 上八万小6年の田中麻祐子さん(11)は「楽しかった。水やりは暑くて大変だったけど、枯れずに育って良かった」と笑顔で話した。