一円玉を投げ入れる参拝者=美波町山河内の打越寺

 美波町山河内の打越寺で22日、町内の真言宗11カ寺の檀家が一円硬貨を投げて故人の冥福を祈る「投げ銭供養」が始まった。24日まで。

 参拝者はバケツいっぱいに一円硬貨を入れて本堂に着座。僧侶が中央の高座に座り、33回忌を迎えた故人から順に過去帳を読み上げると、その家族や親族が高座の周囲に設けられたさい銭箱に大量の硬貨を投げ入れた。大きな音を出すほど供養になるとされ、力いっぱい投げつける人もいた。戦没者の英霊供養も行われた。

 投げ銭供養は、室町時代の1424年に薬王寺で始まったとされる伝統行事。11カ寺の持ち回りで毎年開かれており、来年は同町奥河内の弘法寺で催される。