徳島新聞は10月3日午前10時、デジタル版を全面リニューアルします。レイアウトを一新し、最新のニュースや鳴潮などのオピニオン、連載や特集をより読みやすくします。このほか、災害時などに刻々と変わる状況を時系列で表示するタイムライン、記事の詳細検索など、さまざまな新機能を追加。徳島の今をより深く、立体的に伝えていきます。

より多角的に より深くより広く

 ネット上で誰もが手軽に情報を得られ、意見を発信できる時代です。新聞社も日々の紙の新聞に加え、「電子版」「デジタル版」「ウェブ版」と呼ばれるデジタル媒体を通じてさまざまな情報を提供するようになりました。文字と写真だけでなく、動画やグラフィック、音声などを使って膨大な量の情報をいち早く伝えることが可能になっています。

 徳島新聞電子版は2019年3月1日に創刊されました。この間、これまでに培った取材力や企画力を生かして内容の充実を図りながら、紙媒体では伝えきれない多様な情報を提供してきました。双方向性というネットの特性を生かし、読者の皆さんから寄せられた情報や意見を基に取材を始める、デジタルならではの新しい形の報道にも取り組み始めています。

 今回、徳島新聞電子版はニュースや情報をより多角的に、より深く、より広く伝えていくために、創刊以来初となる全面リニューアルを行います。これを機に、新しい連載企画やコラムなどをスタートさせ、コンテンツのさらなる充実を図ります。名称も「電子版」から「デジタル版」へと変更します。デジタル版をお得な料金で購入できる新たなプランも導入します。これからも皆さんのニーズや期待に応えられるメディアであるよう、デジタル化に力を入れていきます。

▲リニューアル版TOP画像はサンプルとなります

○刻々と変わる「今」をビビッドに NEW

 例えば、台風接近時。編集局には支局の記者らが被害状況を取材した原稿が続々と集まってきます。フェリーや飛行機の欠航、道路の通行止めなどの知らせも次々と寄せられます。
 新たに設置する「タイムライン」機能は、トップページに一連の記事を時系列で表示します。出来事の流れが一目で分かり、「今」を把握しやすくなります。

○ワンクリックで 記事を保存 11月下旬から

 新聞で見つけた大事な記事をスクラップしている読者もいることでしょう。デジタル版でも、ワンクリックで同じことができるようになりました。ログインした後、記事ページを開き、上部にあるクリップマークをクリックするだけ。記事は「マイページ」に保存されます。
 また、気になるキーワードを設定しておくと、そのキーワードを含む記事が自動で収集され、マイページに保存されます。「徳島市議会」「徳島ヴォルティス」「飯泉嘉門知事」「南海トラフ巨大地震」―。継続的に追い掛けているニュースや気になる人の名前、お気に入りのスポーツチーム名を設定してみてください。

○暮らしの情報が 分かりやすく NEW

 天気、人事、おくやみを分かりやすく配置しました。おくやみは朝刊掲載前日の午後8時に更新します。

○鍵マークは 会員限定 NEW

 鍵マーク付きの記事は会員限定です。銀マークは無料会員、金マークは有料会員に登録すると読めます。

○基調色を藍色に NEW

 徳島は江戸時代から藍の染料である蒅(すくも)の産地として栄えました。今回、サイトの基調色を藍色にしました。藍色は徳島新聞社のコーポレートカラーでもあります。

○記事を手軽に印刷 NEW

 記事ページの見出しの下に印刷モードのボタンを新設しました。紙で読みたい記事があれば、手軽に印刷できます。

○スポーツやカルチャーの記事にも注目 NEW

 トップページに「スポーツ」「カルチャー&ライフスタイル」のコーナーを設けました。「スポーツ」は徳島ヴォルティスから少年少女の大会まで、プロアマ問わず幅広い情報をお届けします。「カルチャー&ライフスタイル」は、徳島の文化イベントや新しくオープンしたお店の情報など、徳島を楽しむニュースが満載です。

○耳で聞くニュース 10月下旬から

 日々のニュースの中から編集局が選んだ5本をAIで音声化します。車を運転しながら、家事をしながら、ニュースをチェックしてみてください。

○現場をさまざまな  角度から 11月中旬から

 

 「フォトギャラリー」では、カメラマンや記者が撮影した写真を紹介します。朝刊紙面には掲載し切れなかった写真も、デジタル版で確認できます。

 

これまで通り ニュースレターや LINEでもお知らせ

 デジタル版の無料・有料会員登録をした読者には、メールでニュースレターをお届けしています。毎日午前10時半と午後6時半に最新ニュースを中心に配信します。毎週土曜日には論説委員会発のニュースレターも発行しています。その週の社説やコラム「鳴潮」などからお薦めの記事をピックアップしています。このほか、大きな出来事が起きた際には「速報メール」でお知らせします。

 LINEユーザーなら、「徳島新聞ニュースPLUS」を「友だち」に追加すると、毎週月・水・金曜日配信のニュースや速報が届きます。

 

<新連載>

 リニューアルに合わせ、徳島新聞デジタル版だけで読める新しい連載も続々登場します。

「#とくジョブ 大学生が企業取材」 10/11から

 

 「女性社員の比率は?」「やりがいを感じるのはどんなとき?」―。大学生が徳島の企業を訪れ、質問をぶつけます。企業の公式ウェブサイトを見るだけでは分からないことも伝えます。徳島にこんな会社があったのか、という発見もあるはず。就職活動の参考にどうぞ。毎週1回更新。

「あなたとともに Under 30」 10/17から

 

 30歳以下の読者から、仕事や進学、暮らしの中でもつ素朴な疑問など幅広いテーマで質問を受け付け、記者が取材して回答します。2019年から、読者の声を基に記者が取材する「あなたとともに~こちら特報班」に取り組んできましたが、U30バージョンを新設します。随時更新。

「あなたはなぜ徳島に?」 10/31から

 

 家族や親戚がいるわけではないけれど、縁あって徳島で暮らしている。そんな人に、何がきっかけでこの地に住むことになったのかを尋ねます。地元出身者ではない視点から、新しい徳島の魅力が見えてくるかも。月1回更新。

「かなしきデブ猫ちゃん」 11/14から

 

 「マル」と名付けられた猫が旅をしながら成長する姿を描いた創作童話です。小説家・早見和真と絵本作家・かのうかりんによる作品で、愛媛新聞が2018年から4年間、紙面連載して人気を博しました。愛媛県を舞台にした3部作計106話を順次、公開します。毎週月・木に更新。

「釣り情報」 11/28から

 

 20代の記者が釣り愛好家と各地に出掛け、釣り場や釣法、釣果をリポートする「徳島で釣ってみた」のほか、徳島新聞朝刊に連載中の「釣りだより」「うますぎる徳島のさかな」「阿波の釣り美学」がまとめて読めるページです。釣り好きは必見。随時更新。

 

<コラム>

 12月からは徳島ゆかりの多彩な執筆陣を新たに3人迎え、コラムをお届けします。執筆者の皆さんはこちら。

○Rethink 上勝町のゼロ・ウェイスト

東輝実さん(カフェ経営)

 上勝町でカフェを営みながら、町の「ゼロ・ウェイスト」政策に民間の立場から関わっている。コラムは2022年1月から連載中で、町が実施するごみの45分別の是非や、生ゴミを出さない料理のコツなど、多様な角度からゼロ・ウェイストを考察している。毎月第3金曜日に更新。

○剣山からの定期便

新居拓也さん(剣山頂上ヒュッテスタッフ)

 徳島新聞記者を経て、家族が代々営む剣山頂上ヒュッテのスタッフとして活動している。一方で、北米を流れるユーコン川など海外でのカヌー旅に挑戦したり、クラフトビール造りに取り組んだり。幼い頃から自然体験に親しむ。コラムは毎月第4金曜日に更新。

○はせちゃん通信

長谷川加奈さん(お笑いタレント)

 ケーブルテレビや四国放送「ゴジカル!」のリポーターなどを務める。高校時代に幼なじみと2人組のお笑いコンビ「セカンドストーリー」を結成。2018年からはピン芸人として再出発し、愛らしいキャラクターで「県民の孫」として親しまれている。コラムは毎月第2金曜日に更新。

○実録リーゼント刑事

リーゼント刑事・秋山博康さん(タレント・犯罪コメンテーター)

 徳島県警を定年退職後、犯罪コメンテーターや出身地・吉野川市のふるさと大使として幅広く活動中。ポリシーのリーゼントと一本気な性格で人気を集める。YouTubeのチャンネル登録者数は8万人を超える。コラムは毎月第1金曜日に更新。

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