7月22日に徳島市のアスティとくしまで開いた「こなそんフェス2018」のステージで“完結”したチャットモンチーが、徳島市東新町の多目的スペース「OLUYO」で開催中の関連イベント「チャット商店ファイナル」が23日、最終日を迎え、午前から名残を惜しむファンが続々と訪れた。
午前中にはOLUYOがあるビルの3階からビル外側の道路までファンが行列をつくった。「チャット商店ファイナル」では、グッズを販売しているほか、歴代アルバムのポスターなどを展示。チャットモンチーへのメッセージノートもあり、ファンは思い思いの言葉を書き込んでいた。
東京の歯科医、中林菜摘さん(32)は、チャットモンチーの2人と同世代。「20歳くらいのとき、『シャングリラ』で知って聴くようになった。困難にもポジティブに“変身”していく姿を見て頑張ろうと勇気づけられた」と振り返る。「こなそんフェス2018」には2日間来場した。「“完結”を見届けられて幸せ。メッセージには『ありがとう』と『チャットモンチーがなくなっても、2人みたいに強く生きます』と書きました。これからは自由に音楽をして、女性としても大切な時間を過ごして」と話した。
東京の専門学校生、小倉愛さん(19)も「こなそんフェス」に2日間来場した後、チャット商店を訪れた。「こなそんフェスはチャットらしい“完結”だったので、ファンとしては『楽しかった、ありがとう』の一言です」。父が買ったアルバム『変身』(2012年)を聴いてファンになった。「声のかわいらしさと歌詞のギャップ。中学のとき、初めて音楽を好きになったきっかけがチャットモンチーだった」。メッセージには「『ずっと音楽で支えてくれてありがとう』『次の春には社会人。これからもチャットの曲で元気をもらいます』と書きました。きっと音楽は続けてくれると思うので、2人の音楽を楽しみに待っています」と話した。