伝統漁体験&魚のさばき方教室が23日、牟岐町灘の県立牟岐少年自然の家であり、県内の親子連れら21人が参加した。
参加者は近海で捕れたアジやカマス、アオリイカを使った料理作りに挑戦。町内の水産物加工会社職員に「胸びれから包丁を入れて頭を落として」とさばく手順を教わり、フライや塩焼きにして味わった。近くの古牟岐漁港では、地元漁師と一緒に突堤でアカジャコやフグなどを釣り、歓声を上げていた。
貞光中1年の木下紫恩君(12)は「魚を三枚におろしたのは初めてだったけど、1人でもできる自信がついた。家でもやってみたい」と話していた。
教室は、地域活性化事業を手掛ける一般社団法人たからものがたり(徳島市)が、県教委の委託を受けて主催した。