あいさいカフェの店長を務める金井さん(中央)と立命館大の学生

 立命館大食マネジメント学部(滋賀県草津市)の学生4人が、小松島市の産直市・みはらしの丘あいさい広場内の「あいさいカフェ」と連携し、米粉やミカンなど徳島県産の食材をふんだんに使用したパフェ「とくとくとくしまパフェ」(800円)を商品化した。23~25日に1日20個限定で、あいさいカフェで販売する。

 産直市を運営するJA東とくしまが同学部と5月に農産物のブランド化や消費拡大を目的にした連携協定を結んでおり、商品化は初めて。金井寿宏ゼミの学生が8月中旬に企画し、以降はリモートで担当者と試行錯誤を重ねた。カフェの商品テーマである米粉と香酸柑橘(かんきつ)をベースに、県産食材やあいさい広場内で販売する商品を使用。一目見て興味を持ってもらえるよう断面の美しさやボリュームを意識し、完成させた。

 

 まず目を引くのは、花のように演出したなると金時と安納芋のクリーム。カップにのせた米粉のシフォンケーキを彩り、その下にはバニラアイスが潜む。食べ進むと、甘さの後にさっぱりとした酸味を感じられるよう、勝浦産ミカンジュースのゼリーと小松島産の極早生ミカンが待ち受ける。表面にスダチを飾って徳島らしさをアピールし、生クリームには和三盆のもととなる白下糖を混ぜ合わせ上品な甘さに仕上げた。

 近年の流行である「飲むわらびもち」をアレンジした上勝阿波晩茶のとろける餅、ミカンゼリー、カスタードクリームが続き、そのなめらかな食感のアクセントになるよう、カリカリの蜜で覆われたなると金時の芋棒をトッピング。最下層には、ザクザクとした食感の県産米ライスパフとコーンフレークを入れた。

 採用した県産食材は計8種類。ザクザクやふわふわとした食感、甘みや酸味など対照的な食感と味わいをカップに詰め込み、パフェの概念を覆した。

 あいさいカフェの金井紀詩子店長は「学生とのコラボだからこそ自由で新鮮なアイデアから誕生した奇跡の一杯」。立命館大4年の本間俊平さんは「想像を超えるパフェができた。驚きと発見を層ごとに感じてほしい」とPRした。(辻崎愛満)