シイの木の根に自生するヤッコソウ=海陽町の鈴ケ峰

 国天然記念物に指定されている海陽町鈴ケ峰(標高395メートル)のヤッコソウが、シイの林の中で乳白色のかわいい姿をのぞかせている。見頃は月末まで。

 ヤッコソウはシイの木の根に寄生する熱帯性の植物で、全体が白く、大きさは5~7センチほど。先端の丸いめしべとうろこ状の葉が、やっこだこの頭や手のように見えることから名付けられた。

 鈴ケ峰のヤッコソウは、登山道を30分ほど登った群生地で11月初旬から見られるようになった。シイの木の根の近くで身を寄せ合うように生え、登山者の目を楽しませている。

 四国や九州、沖縄などに自生しており、同町のヤッコソウはその北限とされている。