今春から古里徳島市に拠点を移した俳優山崎辰三郎さん(73)が出演する、劇団前進座の創立90周年記念公演「一万石の恋―裏長屋騒動記 愛の仮名手本篇」が25日、四国放送ラジオの番組「日曜懐メロ大全集」(毎週日曜午後1時~3時55分)で特集される。10月24日に徳島市のあわぎんホールで初の徳島公演が行われるのを前に企画した。

 一万石の恋は、映画監督の山田洋次さんが脚本・監修を手掛けた人情喜劇。古典落語「妾馬(めかうま)」を題材に、女嫌いのお殿様が偶然出会った長屋の娘に一目ぼれし、家臣や長屋の住人を巻き込んでドタバタ騒動を繰り広げる。山崎さんは、無責任な住人が集う長屋の大家・徳兵衛を演じる。2021年9月の大阪を皮切りに全国各地で約60公演を重ねている。

 番組では山崎さんをスタジオに招くほか、山田監督もオンラインで出演する。山田監督とは映画「虹をつかむ男」(1996年)の県内ロケなどで交流のある番組パーソナリティーの梅津龍太郎さんがインタビューを行う。物語や登場人物の魅力とともに、創作や舞台裏のエピソードなども語ってもらう。

 山崎さんは「山田監督が毎日のように稽古に立ち会ってお芝居も付けてくれた。ちょっとした会話にもリアルな言い回しにこだわった作品を楽しんでもらいたい」と呼び掛けている。(植田充輝)

 会場は、あわぎんホール1階ホール。昼の部は午後2時開演、夜の部は午後6時半開演。料金は前売り5千円、当日5500円(全席指定)。問い合わせは、前進座「一万石の恋」徳島公演実行委員会、電話090ー7575ー3812、メールtokushima10000goku@gmail.com