20歳ごろに飲食店でアルバイトをしたことで家業に目が向いた。「農業は、自分が頑張れば頑張るほど収入として返ってくることに気がついたんです」。

20歳ごろに飲食店でアルバイトをしたことで家業に目が向いた。「農業は、自分が頑張れば頑張るほど収入として返ってくることに気がついたんです」。

【農業】
新居農園
新居航さん(28・徳島市出身)

 徳島市川内町で江戸時代から続く農家の八代目。夏は露地、冬はビニールハウスと1年を通してレンコンを栽培する。なかでも気を配るのは土づくり。土壌分析で状態を把握し、根を伸ばしたり軸を太くしたりするリン酸やカリ、レンコンの育ちを活性化する窒素など、配合する肥料のバランスを微調整する。肥料をギリギリのラインまで強めに入れることで、デンプン量が多く粘り気が強いレンコンが生まれるのだという。現在は、露地レンコンの出荷がピーク。「今年は豊作すぎるぐらい豊作。ここから12月までコツコツと掘りきるのみ」と気合を入れる。

 2019年、友人の烏野誠也さん(28・徳島市出身)とともに、町内に「野菜のセレクトショップ ええでないか」をオープンさせた。きっかけは「よりたくさんの人に地元の美味しい野菜を食べてほしい」「生産者と消費者の距離をもっと近づけたい」という想い。店内には、県産の野菜や果物、スパイスやジャムなどがずらりと並ぶ。なかには、環境に優しい農業を実践する「エコファーマー」の認定を受けた生産者のものや、市場にはあまり流通していない珍しい品種も。これらはすべて、新居さんが農作業後に生産者のもとを訪ねて直接仕入れている。「オープンから3年経って、飲食店やホテルなどへの配達が徐々に増えてきた。これから、例えばネットショップなど、新しい売り方にもどんどん挑戦したいですね」。

野菜のセレクトショップ ええでないか
徳島市川内町平石古田74ー1
090ー6280ー0162(電話受付12:00〜18:00)
営業時間=10:00〜18:00
定休日=水曜休