現在は理学療法士を目指し専門学校へ通う木下さん。母親の影響でベースを10年間続け、親子ライブもたびたび開催していたという一面も。

現在は理学療法士を目指し専門学校へ通う木下さん。母親の影響でベースを10年間続け、親子ライブもたびたび開催していたという一面も。

【フィジーク】
木下賢士さん(28・鳴門市出身)

 ボディコンテストのひとつ「メンズフィジーク」。海に似合う男を決める競技で、美しく逆三角形になった上半身やバランスの良い筋肉量、爽やかさなどが審査の対象になる。世界中で大会が開催され、日本でも年々注目が高まっているコンテスト競技だ。7月末に行われた「徳島県メンズフィジークオープン大会」で4位という好成績を収めたにも関わらず「3位以内を目指してたので、めちゃくちゃ悔しかった」と話す木下さん。3年ほど前からフィジークに興味を持ち、ボディメイクに取り組むようになった。高校時代は格闘技ジムに通い、体の補強目的でトレーニングしたり、ボディビルダーになりたいという友人と一緒に筋トレをしていたとか。大学生になってからはバンド活動に夢中でめっきり遠のいていたが、卒業後、社会人になってから筋トレ熱が再燃した。

 YouTubeやSNSでコンテスト出場者のトレーニング方法や食事を見て研究。筋肉は胸、背中、脚、肩、腕の5分割法で日々異なる部位を鍛える。1日2〜3時間のメニューを一人で黙々とこなす。コンテストの3カ月前から食事は白米、鶏肉、卵、野菜のみに毎食固定。摂取カロリーを計算し、目標体重を目指して減量していく。「脂肪を落としていかに筋肉の凹凸を出すかが大事。トレーニングは体の使い方や力の入れ方なんかをいろいろ考えて実践しています。自分なりにチャレンジしながらトレーニングしているときが一番楽しい」と笑顔をこぼす。

 取材時は約10日後に迫った「中四国メンズフィジーク選手権大会」(広島)に向けて減量もトレーニングも追い込み中。美しく隆起した筋肉、引き締まったウエストにストイックな日々が浮かぶ。目指すのは3位以内だ。「徳島大会のリベンジを果たしたい」と闘志を燃やす。「終わったら、大好きなおはぎを食べます」。