2016年2月19~21日の3日間、鳴門市の大塚国際美術館システィーナホールで「第7回システィーナ歌舞伎」(同館主催、徳島新聞社共催)が上演される。東京都内のホテルで24日、人気歌舞伎役者で主役の片岡愛之助さんや中村壱太郎さんら関係者による製作発表があった。
上演される「La Belle et la Bete 美女と野獣」は、世界中で親しまれているフランスの物語「美女と野獣」(J・L・ド・ボーモン原作)を下地にした新作歌舞伎。会見で作・演出を務める水口一夫さんは「どのような演出、構成で臨めば喜んでもらえるのかを考え、期待に応えられる作品を完成させたい」と抱負を述べた。
5年連続の出演になる愛之助さんと、壱太郎さんは「バレエや映画、演劇などさまざまな形で取り上げられてきた『美女と野獣』が歌舞伎になればどうなるのか、私たちもわくわくしている」と話し「システィーナ・ホールの特別な空間に合った芝居や衣装が見せられるよう、知恵を絞りたい」と意気込みを語った。
公演は、3日間とも午前11時からと午後3時半から。前売り券は徳島新聞社地域振興部で12月15日から販売する。