3年ぶりに開かれたソーラー・ブドウカンで熱唱する佐藤さん(中央)=岐阜県中津川市の中津川公園(撮影・三浦麻旅子)

雨の中にもかかわらず、竹原ピストルさんのステージは熱気であふれた

会場には太陽光パネルが多く設置され、ライブの電力を供給した

 太陽光発電の電力だけを使った野外音楽フェス「THE SOLAR BUDOKAN(ザ・ソーラー・ブドウカン)」が23日、岐阜県中津川市の中津川公園で始まった。あいにくの雨空だったが、多くの人が訪れ、徳島市出身の佐藤タイジさんら有名アーティストのライブを満喫。会場には再生可能エネルギーへの共感が広がった。

 公園内に三つのステージが設けられ、徳島発4人組コミックバンド「四星球(スーシンチュウ)」や「ザ・クロマニヨンズ」、田島貴男さん、竹原ピストルさんら計18組が出演した。

 田島さんはヒット曲「接吻(せっぷん)」など9曲を披露。「JUMPIN’ JACK JIVE」の終盤では「ソーラーパワー中津川」と力強く繰り返し、フェスを盛り上げた。

 バンド「TAIJI at THE BONNET」の一員として出演した佐藤さんは「100% SOLAR BUDOKANの歌」など7曲を熱唱した。

 午前11時に始まったライブは9時間余り続いた。会場には太陽光パネル534枚と総容量817キロワット時の蓄電池が設置され、音響機器や照明などの電源となった。中津川市の公務員花田成文さん(54)は「他県に誇れる、持続可能なイベント。のんびりと秋を楽しめる雰囲気がいい」と話していた。

 佐藤さんらの考案で2012年に始まったフェスは今回で11回目。新型コロナウイルス感染拡大を受けて20、21年は配信中心の開催となったため、中津川で開かれるのは3年ぶりとなった。

 佐藤さんは徳島新聞の取材に対し「雨の中、これだけの人が来てくれてありがたい。2年のブランクがあったけど、フェスへの愛を感じた。方向性は間違っていないと確信できた」と語った。

 24、25両日も開かれ、布袋寅泰さんや奥田民生さん、佐野元春さんらが登場する。