プロマジシャンとして全国各地で活動する小川さん=藍住町徳命の自宅

 藍住町徳命の小川貴史さん(19)が、プロのマジシャンとして全国各地で興行し、人気を呼んでいる。小学生時代にマジシャンに憧れ、独学で技術を磨き、昨年12月にデビュー。1年で約100公演をこなし「将来はマジックの国際大会で活躍できる実力を身に付けたい」と飛躍を誓う。

 小川さんは「怪盗マジシャンTAKA」の名で活動している。企業や団体の忘年会、新年会、結婚式などに招かれ、北海道、高知県など全国14都道府県でマジックを披露した。

 藍住南小4年の時にテレビ番組でミスター・マリックさんのマジックを見て魅了された。マジックの専門書やDVD計約100点を購入し、藍住中、徳島科学技術高に通いながら、寝る間も惜しんで練習。カード、コイン、ハトなど約千種類のマジックを習得した。

 高校時代にはプロ級の腕前になっていたが、卒業後はいったん地元鉄工所に就職した。しかし、夢を諦めきれず、2014年10月に退職し、プロマジシャンになった。

 ホームページでマジックショーの出演先を募ったところ、依頼が舞い込むようになった。

 将来の夢は、3年に一度開かれるマジック世界大会に出場し活躍すること。「舞台の経験を積み、一流のマジシャンの仲間入りがしたい」と力を込めた。

 マジックの愛好家でつくる徳島県奇術同好会によると、県内にはプロのマジシャンはいない。岡田忠雄会長(77)=徳島市昭和町4=は「徳島で若いマジシャンが誕生し、とてもうれしい。成長してほしい」と期待を寄せた。