首都圏の飲食店関係者に県産食材をPRした「とくしま縁日」=都内(キキーキャート提供)

 徳島県は県内の生産者と都内の飲食店をつなぐ商談会「とくしま縁日」を始めた。関西圏に比べ流通量の少ない首都圏で県産食材をPRし、販路拡大へつなげるのが狙い。今月5日に都内で開いた第1回では、参加した生産者の9割が契約にこぎ着けるなど成果を挙げている。

 ビジネスを通じた地域活性化を目指す上勝町の一般社団法人「キキーキャート」に運営を委託。同法人の渡邉徹理事が副社長を務めるIT会社所有のサテライトオフィスで第1回を開いた。

 レンコンやシイタケ、阿波牛、鳴門わかめなどを生産する13事業者と、半田そうめんや地酒、みそなどを製造販売する11事業者が参加。都内で店舗を展開する焼き肉チェーンと日本料理店、鶏肉料理専門店の3店のオーナーらに、しゃぶしゃぶや鉄板焼きなどで食材を味わってもらった。上京できなかった生産者はテレビ会議システムを使い、徳島から商品の特徴や魅力について説明した。

 とくしま縁日は12月14日と来年2月末~3月初旬にも開く予定。

 もうかるブランド推進課の新居徹也課長は「品質の高い県産食材は、価格より質を重視する傾向にある首都圏の市場で十分通用する。これまで流通は少なかったが、商談会を通じて思いやこだわりを伝えて生産者の収入増につなげたい」と話した。