徳島から直線距離で約700キロ北東にある山形県鶴岡市の熊出地域。真冬の気温がマイナス6度を下回り、積雪は2メートルを超えるときもある寒冷地の畑で、スダチの木が育っている。

 地元の農家ら4人が共同栽培に取り組む畑には、5アール足らずの広さに30本が植わる。8月23日に現地を訪れると、多くの実をつけていた。「生育は順調。今年もある程度の収量を見込めそうだ」。生産者の一人、佐藤勝さん(72)は目を細める。

 栽培を始めたのは2018年。まとまった数量が取れるようになった20年からJAに出荷している。県庄内総合支庁農業技術普及課によると…