徳島県立新ホールの建設予定地で見つかった徳島城跡の遺構について、徳島県は一部を除いて現地保存する。「見せる」「伝える」という視点で活用策を練り、設計に反映させる考えだ。保存方法と併せて検討するため、実施設計の期間を2023年8月まで3カ月延ばした。

 来館者に見学してもらう遺構は、城の出入り口の一つ「寺島口」の門台(城門)の石垣で、高さ1メートル、東西10メートル、南北9メートル。上部の石や四隅の一角が失われているものの、基底部の3分の2ほどが残っている。22年5月の試掘調査では、門台と対になる石垣の一部も約10メートル南の県青少年センター跡地で見つかった。