ボルダリングを楽しむ来場者=藍住町奥野のRoots(ルーツ)

 さまざまな形の突起物が付いた壁を登る「ボルダリング」の専門施設2館が今年、徳島県内で相次いでオープンした。ボルダリングを含むスポーツクライミングは2020年の東京オリンピックの追加種目候補となり、注目度は上昇。2館では4メートル超の難易度の高い壁も体験できるとあって、大学生や会社員でにぎわっている。

 県内初の専門施設「Roots(ルーツ)」は5月、藍住町奥野にオープンした。人工壁は高さ約4メートルで、初心者向けのほか、登るほど壁が手前に突き出している上級者向けなど6面が用意されている。

 スポーツクライミングが東京オリンピックの追加種目として国際委員会に提案された9月末からは、親子連れの姿も目立つようになった。秋山真一社長(35)は「注目度は上がっている。子どもから大人まで幅広い世代に楽しんでほしい」と話した。

 今月8日に徳島市南沖洲5にオープンした「キオラブロズTOTY(トティー)」には、初心者用と中上級者用の2部屋がある。壁の高さは初心者用が約3メートル、中上級者用は約4・5メートル。訪れた人は全身でバランスを取りながら突起物を探し、最上部を目指していた。

 徳島大3年でボルダリング部の西郷琢也さん(22)=同市南常三島町2=は「難易度の高い壁に挑戦できるようになり、練習にも力が入る」と週3回ほど汗を流している。

 朝苗雅行代表(34)は「登り切ったときの達成感が魅力。ここからオリンピックに出場する選手が出てほしい」と期待を込めている。