徳島県内は27日朝、上空に氷点下3度以下の強い寒気が流れ込んだ影響で、県内8観測地点全てで今季一番の冷え込みとなった。山間部では雪も降り、西日本第2の高峰・剣山(1955メートル)では初雪と初冠雪が確認された。昨年よりいずれも14日遅い。
剣山頂上ヒュッテの外壁に掛けられた寒暖計は午前8時半時点で氷点下9度を指し、周辺には雪が3センチほど積もっていた。徳島市近郊でも、同市と勝浦町の市町境にある中津峰山(773メートル)や、佐那河内村の大川原高原(1019メートル)などで積雪が確認された。
徳島地方気象台によると、朝の最低気温は那賀町木頭出原0・4度、美馬市穴吹町1・8度、美波町3・5度、徳島市4・3度など。各地で平年を1~4度ほど下回った。
28日は高気圧に覆われて晴れ、気温も上昇する見込み。