1988年5月、日中平和友好条約締結10周年記念と両国永遠の友好の証しとして三木武夫・睦子夫妻芸術作品展(中国人民対外友好協会主催)が北京市内の中国美術館で開かれ、現地取材した。日中関係者の言葉からは、当時、病床にあった三木氏の国交正常化にかけた思いがくみ取れた。

 三木夫妻の絵画、書、陶芸作品などを展示する作品展の開幕式は、5月10日にあった。あいさつした孫平化中国日本友好協会長(当時)は「三木元首相は中日国交正常化のために井戸を掘ってくださった重要な人であり、中日関係のためになされた重要な貢献を私たちは永遠に忘れない」と三木氏をたたえた。