2021年11月9日に99歳で亡くなった徳島市出身の作家で僧侶の瀬戸内寂聴さんの功績を顕彰する団体「瀬戸内寂聴記念会」が発足した。年1回、機関誌「寂聴」を発行するほか、記念イベントなどを開催。寂聴さんの文学的業績を研究し、人の心に寄り添い続けた生き方を後世に伝えていく。寂聴塾1期生で会長に就いた岡本智英子さん(63)=関西学院大学大学院教授=は「古里徳島を拠点として、長く続けていきたい」と話している。

 発足メンバーは、寂聴さんが1981年と85年に徳島で開いた寂聴塾の生徒、朗読会や読書会のメンバーら15人。寂聴塾1期生で徳島県立文学書道館学芸員の竹内紀子さん(64)が事務局長を務める。生前、寂聴さんが「亡くなったら会報のようなものを出してほしい」と話していた言葉を受け、一周忌を記念した機関誌創刊に向けて、編集に当たっている。