徳島県産スダチの約5割は加工用に使われ、搾汁後の皮の残さはJA全農とくしまが把握しているだけでも年間約1400トンに上る。一部香料として製品化されているものの、多くは焼却や埋め立てといった廃棄処分に回るほか、堆肥化される。堆肥化には人件費や土地の借地代といった経費がかかる一方、大半は無料で配布される。JA全農とくしまは「残さを有効活用できている状態ではない」として、対策が課題となっている。

 「ちょうど、スダチの搾りかすを精油しているところです」。研究室で説明してくれたのは、徳島大生物資源産業学部の中澤慶久教授…