徳島県はコーヒーに入れる砂糖の量が全国で最も多い―。コーヒーメーカーを製造・販売する「デロンギ・ジャパン」(東京)が8月に実施した「コーヒーの飲用調査」で、こんな結果が出た。徳島県民は1杯(レギュラーカップをイメージ)当たり6・3グラムの砂糖を入れており、全国平均の3・99グラムの約1・6倍だった。

 調査は10月1日の「コーヒーの日」に合わせて8月17~19日、週1回以上自宅でコーヒーを飲む20~69歳の男女4700人を対象にインターネットで行った。

 徳島県民がコーヒーに入れる砂糖の量は、平均的なシュガースティック(3グラム)で2本強に当たる。2位の大分の5・44グラムと比べても2割近く多い。3位は群馬で5・42グラムとなっている。一方、最も少なかったのは新潟の3グラムで、徳島の半分以下だった。四国他県を見ると、香川が4・28グラムで13位、愛媛が3・73グラムで28位、高知は3・29グラムで44位。

 徳島は1日に飲むコーヒーの量も多く、2・31杯で全国4位だった。全国平均は2・11杯で、最多は栃木の2・39杯、最少は長野の1・76杯。砂糖に着目すれば徳島は1日に14・55グラムを、コーヒーを飲む際にとっている。また1杯のコーヒーを飲むのにかける時間は徳島が最も短く、11分7秒だった。全国平均は16分36秒、最長は鹿児島で27分19秒となっている。

 徳島の傾向について、四国大生活科学部の鎌田智英実講師は「鳴門では赤飯に砂糖をかける風習もあるなど、甘いものを好む県民性があるのかもしれない」と推測する。

 徳島は糖尿病死亡率が高く、食生活の改善も指摘されている。世界保健機関では1日当たりの砂糖摂取量は平均的な成人で25グラムが目安としており、過剰にとれば肥満や虫歯につながる恐れがある。鎌田講師は「加糖量が多くなると、コーヒーを飲む量とともに砂糖の摂取も増える。気をつけてほしい」と呼びかけている。(文:鈴江宗一郎 写真:山田旬)