雪の積もった山道を重りを背負って走る参加者=那賀町沢谷

雪の積もった山道を重りを背負って走る参加者=那賀町沢谷

 10、20キロの重りを背負い13キロの山道を走破する「地下足袋王子杯・ファガスの森歩荷(ぼっか)競争」が29日、那賀町沢谷の剣山スーパー林道周辺であり、県内外から参加した男女12人が健脚を競った。

 レストハウス「ファガスの森・高城」を起点に北東部の砥石権現山と南部の高城山を結ぶコースで行われた。参加者は標高1100~1600メートルの高低差と雪でぬかるんだ山道に悪戦苦闘しながらも全員が完走した。

 男子の部は長尾淳さん(32)=高松市、会社員=が1時間59分25秒で優勝。女子の部は石丸陽子さん(34)=小松島市中郷町=が2時間13分39秒で制した。長尾さんは「雪で滑って転倒し大変だったが、優勝できてうれしい」と話した。