巣ごもり需要に伴い好調な売り上げが続いている冷凍食品=北島町のコープ北島店

巣ごもり需要に伴い好調な売り上げが続いている冷凍食品=北島町のコープ北島店

 新型コロナウイルス禍による巣ごもり需要に伴い、徳島県内の小売店では依然として冷凍食品の好調な売り上げが続いている。食品のまとめ買いといったコロナ禍による生活様式の変化もあって、家庭用の小型冷凍庫に関心が集まるなど、家電業界にも好影響が生じている。

 コープの県内2店舗では、冷凍食品の売り上げがコロナ禍前の2019年から21年末では115%伸び、仕入れ量も増やした。このうち北島町のコープ北島店は、昨年11月のリニューアルオープンを機に冷凍庫を一部新設し、売り場を拡充。河野徳店長は「毎月第1・3木曜日は、厳選した冷凍食品20品目を40%引きしており、まとめ買いするお客さんが急増した。豊富な品ぞろえで陳列にもこだわっている」と説明した。

 県内のフジグラン各4店舗では200品目を取りそろえており、冷凍ギョーザのような人気商品の品数や種類を増やすなど、販売強化に力を入れている。売り上げが伸びる中でも常に在庫の確保に努め、毎日手軽に買ってもらおうと、値段設定にもこだわっている。

 藍住町住吉の主婦吉田恵子さん(76)は「買い物や外食の回数を減らしたままなので、長期保存ができる冷凍食品をまとめ買いするようになった」と話す。

 そうした消費者のニーズを反映し、家電量販店では大型冷蔵庫に加えて2台目の「セカンド冷凍庫」を買う動きが目立ち始めた。徳島市のエディオンタクト店では、メーカー5社の7台を扱っている。冷蔵庫の隣に設置できる横幅36センチのスリム型、容量105リットルの商品が人気で、5万円前後が売れ筋。田部寿店長代理は「食品を小分けに収納できる冷凍庫や、温度設定を変更して冷蔵やチルドとしても使える新商品が増えている」と言う。

 北島町中村の主婦(67)は「自宅の冷凍食品の品数が増えたので、最近購入した小型冷凍庫が便利で役に立っている」と話した。