徳島県警刑事企画課の渡邉耕三係長(48)が、被害者らの血が付いた犯人の足跡や指紋などを採取する血液痕跡転写シートを考案した。従来のシートより扱いやすく、鮮明に血液を写し取れるのが特徴。2021年8月の製品化と同時に、全国の警察の鑑識現場で利用されている。

 血液痕跡転写シートは縦33センチ、横16センチ。粘着性と保湿性がある滑らかな採取面で足跡や指紋を覆い、ローラーなどで接着させて転写する。従来のシートは柔らかくて粘着力が強く、採取面の保護フィルムを剥がす際に採取面同士がくっついたり、紙などの検体そのものに密着しすぎたりしていた。転写した血液が鮮明でない部分ができるといった課題もあった。