美波町特産のヒジキを使い、四国大の学生がレシピを考案した総菜パン=同大

 四国大の学生が、美波町特産の海藻ヒジキを使ったパンのレシピ作りに取り組んでいる。道の駅日和佐(同町奥河内)が、地域色あふれる新商品を開発しようと協力を依頼。13日の町商工祭で試食会を開き、来場者の意見も取り入れながらレシピを完成させ、道の駅で売り出す。

 町は2014年、県内各大学に、道の駅の活性化プランの提案を呼び掛けた。四国大短期大学部の植田和美教授(食品加工学)が、鉄分を多く含む食品として知られ、美波町で年間15トン(12年度実績)を産出するヒジキに着目。学生8人と商品開発を始めた。

 学生たちは、ヒジキの見た目や風味を生かすため、総菜パンとすることを決定。鶏肉ウインナーにヒジキを練り込んだロールパン▽ゴボウニンジンとヒジキを、マヨネーズであえたサラダサンド▽ヒジキの煮物パン▽ヒジキのカレーパン-の4種類を考案した。

 消費者の好みを調べるため、四国霊場23番札所・薬王寺の第3駐車場で13日に開かれる町商工祭に、4種類約400食の総菜パンを持ち込んで無料試食会を実施。来場者らに食べ比べてもらい、食感や味、価格など5項目のアンケートを行う。

 アンケート結果を踏まえてレシピを完成させた後、道の駅日和佐が地元の菓子店に製造を委託し、来年中の販売開始を目指すことにしている。

 2種類のレシピを考案した小田歩さん(18)=短期大学部人間健康科食物栄養専攻1年=は「ヒジキを食べる機会の少ない若者が、注目してくれるようなパンになれば」と意気込んでいる。