徳島県と県南部1市4町でつくる「四国の右下観光局」(美波町奥河内)は、阿佐海岸鉄道が運行するデュアル・モード・ビークル(DMV)の遠足での利用拡大に取り組んでいる。平日の乗客数の増加が狙いで、モードチェンジの見学を取り入れたモデルコースを考案した。第1弾として7日に牟岐小学校1、2年生ら31人が乗車する。

 牟岐小は8月末に観光局に団体予約を入れた。当初はDMV乗車と、発着駅の阿波海南文化村(海陽町四方原)での工芸体験だけだった。観光局がDMVの魅力をより知ってもらおうと、阿波海南駅でのモードチェンジ見学と職員による解説を提案した。今後はこれをモデルコースとして遠足向けに売り込む。

 DMVの活用策を話し合うため、30代の県職員を中心とするメンバーが1月に開いた会合で、毎年決まった時期に同程度の乗客が見込めて経営安定化につながる遠足などへの活用を促す意見が出た。これを受け、観光局の職員が4月、板野町であった県小中学校連合校長会の会合で活用を呼び掛けていた。

 3月には椿泊小(阿南市)が遠足でDMVに乗車したが、観光局が企画に関わるのは牟岐小が初めて。

 観光局の戎田篤生総括マネジャーは「DMVの定員が少ないため小規模な学校から働き掛けたい。修学旅行の一部に組み込んでもらうのが目標」と意気込んでいる。