立体作品や絵画など個性豊かな力作が並ぶ「エナジー2022」=徳島市の県立21世紀館

立体作品や絵画など個性豊かな力作が並ぶ「エナジー2022」=徳島市の県立21世紀館

 芸術活動を通じて障害者の自立と共生社会の実現を目指す「第28回徳島障がい者芸術祭エナジー2022」(徳島新聞社、徳島新聞社会文化事業団、ねっとわ~くAs主催)が4日、徳島市の県立近代美術館と県立21世紀館で始まった。個性豊かな作品330点が並び、来場者の目を楽しませている。9日まで。入場無料。

 県内の289人と41団体が絵画や書、立体工作などを出品した。最優秀のエナジー大賞には、障害者支援施設あおばの杜(もり)(徳島市)の利用者13人が制作した立体作品「地球を守れ!」と、にんじんさん(22)=匿名、同市=のイラスト「雨の国」が選ばれた。

 「地球を守れ!」は、お菓子の包装紙などを再利用し、特撮ヒーローをイメージした高さ1メートル超の人形を作った。「雨の国」は、複数の画材を使い、しずくがつくる波紋や雨で舞い散る花びら、水の流れなどを9枚の連作で表現した。

 ロシアによるウクライナ侵攻を受け、平和がテーマの作品48点も展示。ワイヤアートのハトの群れやカラフルな手形に囲まれた地球の絵などが並んだ。

 このほか、徳島新聞社会文化事業団の設立50周年記念として、2021年度の「神戸こころのアート展」に出品された障害のあるアーティスト9人の作品25点も特別展示されている。

 毎年訪れている鳴門市撫養町北浜の無職織田寛さん(63)は「個性的な作品ばかりで感性の素晴らしさを実感する。今年も感動させてもらった」と喜んだ。

 大賞以外の受賞者は次の皆さん。

 【エナジー賞】赤松直樹、石川捷太、あかね寮一同、湯口美智子、TAKAHIRO、さをり班、黒田淳治、YŪHO、川田照子、河野和真【平和作品賞】健祥苑アートグループB、支援施設自主製作クラブ(ひのみね)【審査員特別賞】中川貴尭、松浦江里、山本裕子