鳴門教育大卒の作家で作詞家の高橋久美子さん(40)=愛媛県出身、東京都在住=が2日、最新エッセー集「一生のお願い」の刊行記念イベントを、徳島市東新町1のイベントスペース「OLUYO」で開いた。ロックバンド・チャットモンチーで音楽活動を共にしたミュージシャン福岡晃子さん(39)=徳島市出身=と4年ぶりに対面でのトークを行い、近況などについて語り合った。

4年ぶりの対面トークで改めて絆を確かめ合った高橋久美子さん(右)と福岡晃子さん=徳島市東新町1

 イベントは2部構成。1部では、高橋さんが徳島での思い出をはじめ、エッセーのネタとなったエピソードや創作の裏話などを話しながら作家活動10年を振り返った。鳴教大時代に作った「墨絵みたい」などの詩や絵本を、鉄琴でリズムを奏でながら朗読した。

 2部から福岡さんと対談し、福岡さんは徳島にUターンしたきっかけや現在の生活を紹介。「東京では飲み歩いていたけど、今はほとんど近所の友だちと家で飲むようになって、お金も使わなくなった」と変化を語った。

 一方の高橋さんは、地元愛媛と東京の2拠点生活を送り、1カ月おきに行き来しながら愛媛では実家で農業に汗を流す。「夏は朝4時半起きで畑仕事をしながら執筆もしている」と近況を報告した。

 高橋さんは執筆、福岡さんは作曲と、互いに日々創作活動に取り組んでおり、福岡さんが「よし、やろうって思うまでにすごく時間がかかる」と話すと、高橋さんが「わかるー」と心の底から共感の声を上げ、観客の笑いを誘った。

互いに送っている田舎生活について大いに盛り上がった高橋久美子さん(左)と福岡晃子さん=徳島市東新町1

 イベント終了後、高橋さんは「久々に帰ってこられて、すごくリラックスして話せた」と述べ、福岡さんとの対談について「しばらく会ってなかったけど、同じように田舎で暮らして共感することも多く久々に感じなかった」と喜んだ。

 福岡さんは「めちゃくちゃ楽しかった。まだまだしゃべり足りないくらい。これからも新刊を出すたびに来てもらえるとうれしい」と話した。(植田充輝)