札幌市が招致を目指す2030年冬季五輪の開催地選定を巡り、国際オリンピック委員会(IOC)が年内の候補地一本化を見送る方向で調整していることが4日、複数の関係者への取材で分かった。当初は12月の理事会で絞り込み、開催地を事実上決める予定だったが、年明け以降に持ち越される公算が大きくなった。

 開催地を正式に決定するIOC総会(ムンバイ)は、インドの国内事情を理由に来年5~6月から同9~10月に延期することが決まっており、関係者は「今、急いで決める必要はない」と語った。安倍元首相の国葬で来日したIOCのバッハ会長が、日本側の関係者に非公式で伝えたもようだ。