ドローンを操縦して目的地までテグスを運搬する実証実験=那賀町掛盤

 小型無人機ドローンを活用した地域活性化を目指す那賀町は1日、林業への応用の可能性を探る実証実験を始めた。「県版地方創生特区」第1号に認定されたことを受けた取り組みで、高所での木材運搬用ロープを張るための準備作業を行った。

 木沢林業研究会やドローンを提供した空撮技研(香川県観音寺市)などから約30人が参加。作業車が入れない山の急斜面などで伐採した木材を、空中に張ったワイヤロープを使って搬出する「架線集材」のための架線作業に取り組んだ。

 同町掛盤の伐採現場から約130メートル離れた目的地まで、空撮技研のスタッフが操縦するドローンが、実験用のテグス(釣り糸)を運んだ。ドローンは約2分かけて往復し、トラブルはなかった。

 実験を見学した若手林業家集団「山武者」の樫谷将志会長(35)は「ラジコン飛行機よりも精度が高く、機体の損傷もない。応用も利きそうだ」と、手応えを感じた様子で話した。

 18日には、町職員を対象にしたドローンの操縦体験プログラムを行う。