徳島県内で書店のない自治体は牟岐、海陽、那賀、勝浦、上勝、神山、上板、東みよし、佐那河内の8町1村に上ることが徳島新聞の調べで分かった。最近5年間だけで牟岐、海陽、勝浦、東みよしの4町がゼロとなっており、急速に進む人口減少や電子書籍の普及による若者の書店離れなどで、経営が悪化している現状が浮き彫りとなった。

 勝浦町三渓で半世紀以上前から営業してきた「うしわか」は、今年8月末に閉店した。最近まで勝浦、上勝両町の小中学校の教科書も扱っていたが、若者の減少などで客足が遠のき、祖父から3代続いた店を閉めることにした…