しめ縄を編み上げる職人=鳴門市大麻町の藤川商店

しめ縄を編み上げる職人=鳴門市大麻町の藤川商店

 正月用のしめ縄作りが鳴門市内の商店で最盛期を迎え、職人が連日わらの編み上げ作業に追われている。

 大麻町姫田の「藤川商店」では、藤川敏夫代表(63)ら6人が作業場で一つ一つ手作りしている。長さ90センチほどに切りそろえたわらを200本ほど束ね、わらの片方を足で押さえながら手際よくより合わせていく。出荷前にダイダイの実やウラジロの葉を付けて仕上げる。作業は20日ごろまで続く。

 藤川商店では片方の先端を反らせた「えびじめ」を中心に約60種類を製作し、西日本の量販店を通じて販売される。千円前後のえびじめが売れ筋という。